2段階認証

■2段階認証とは

2段階認証とは、ビットコインの取引所にログインを行ったり、各種の取引を行ったりする際に、ログインパスワードで認証を行うだけでなく、事前に登録をしておいた方法で送られた確認コードによる認証も行うという認証方式のことを指します。

確認コードの取得方法は、どの取引所においても基本的には、携帯のSMSメッセージでの送付と、電子メールでの送付、認証アプリの利用といった3つの方法が用意されています。

■2段階認証を行うことの意味

この2段階認証を行うのはビットコインの取引所に開設されている口座のセキュリティを強化するためです。

例えば、2段階認証を行っていない場合、PCがウイルスに感染するなどして、ビットコインの口座のパスワードが盗まれ、不正アクセスによって、自分のビットコインが他の口座に移されてしまうといったことが起こり得ます。しかしながら、2段階認証を行ってる場合、そうした場合であっても確認コードを入手できなければログインすることができません。そのため、万が一パスワードが盗まれたとしても不正アクセスを防止することが可能となります。

このように、2段階認証を導入することで安全にビットコインの取引ができるようになります。そのため、PCなどがハッキングされることによって、保有しているビットコインを失なうというリスクを防ぐためにほとんどの取引所では2段階認証の制度を導入しています。

■いつ2段階認証を行うのか

この2段階認証を行うタイミングについては、

(1)取引所の口座にログインを行う時
(2)口座に入金されている日本円を出金する時
(3)ビットコインなどの仮想通貨を外部に送る時

に2段階認証が必要になるよう設定できる取引所が一般的です。

ここで「設定できる」と書いたのは、ビットコインの取引所は2段階認証を推奨しているものの、実際に2段階認証という手間をかけるかどうかはビットコインの取引所に口座を開設している各個人の判断に委ねられています。そのため、何かのアクションを起こす際に常に2段階認証を行うといったことや、ログイン時には2段階認証を行うけれども、それ以外の場合には2段階認証を行わない、はたまたどのタイミングにおいても2段階認証を行わないといったことも各口座開設者の自分の判断で決定することができます。

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