■APIとは
APIとは、アプリケーションプログラミングインタフェース(Application Programming Interface)の略で、ソフトウエアが互いにやり取りをするために必要なプログラミングのルールや命令をweb上に公開したものを指します。
インターフェースとは英語で「接続部分」という意味を持っています。私たちが日常的に使っているコンセントや、USBの差し込み口などはインターフェースの例です。
このインターフェースの形が分かっていれば、「プラグの形をこうすればコンセントに差し込んで使うことができるな」とか、「USBの差し込み口の形に合うようにUSBの形も決めればいいな」などが分かります。
このように、インターフェースの形、つまり機械や設備との接続部分が分かるようにしていれば、外部の人であってもその機械や設備の接続部に合うようなものを作ることで、その機械や設備を利用することができるようになります。
そして、コンセントの形やUSBの差し込み口の形を公開していることをプログラミングの世界で行うことで、プログラミングができる人であれば誰でもそのソフトウエアと連携したサービスを作れるようにしているのがAPIです。
■アプリとの提携でビットコインの売買・提携がより便利に
例えば、自動的に定期的にツイートしてくれるbotというTwitterとの連携サービスを私たちが使えるのも、Twitterに投稿した内容がFacebookにも同時に投稿されるようにすることができるといったサービスもTwitterやFacebookがAPIを公開していることによって可能になっています。
ビットコインにおいても取引所などがAPIを公開しているため、ビットコイン取引所での売買をスマホでできるようなアプリが提供されたり、ビットコイン以外の様々な仮想通貨の値動きを一覧表示してくれるようなアプリが提供されたりしています。
このようにビットコインにおいてもAPIがあることによって、売買や資産管理が便利となっています。
■自分用にカスタマイズすることも可能
もし、プログラミングの知識を身につけることができれば、自分にとって本当に必要な機能をもったアプリを作ることも可能になります。
例えば、ビットコインが何%上昇すれば売却を行い、何%下落すれば購入を行うといったような自動売買のソフトウエアなども開発することができるかもしれません。また、それをアプリとして公開すれば、そのアプリの利用者から広告収入を得ることも可能となります。
ビットコインの取引所によっては公開しているAPIについての質問も受け付けているので、サポートを受けながらソフトウエアの開発を行うことも可能です。
このように、ビットコインのAPIを利用して、自分用にカスタマイズされたソフトウエアを開発することも可能となります。